PayPayとSquareを比較!手数料・機能・店舗別の選び方を解説

導入ガイド

(最終更新:2026年10月)

店舗にキャッシュレス決済を導入しようと検討するなか、「PayPayとSquareのどちらを選ぶべきか」と悩む事業者の方は少なくありません。どちらも知名度が高く導入しやすいサービスですが、手数料や対応できる決済の種類、管理機能などに大きな違いがあります。
結論からお伝えすると、QRコード決済を安く使いたいならPayPay直接契約が有利で、クレジットカードも含めてまとめて管理したいならSquareが向いています。ただし、業種や客層によって最適解は変わります。
この記事では、PayPayとSquareの手数料・機能・入金サイクル・店舗別の選び方を徹底比較します。どちらを選ぶべきか、あるいは両方を使うべきかを判断できる情報をわかりやすくまとめました。

この記事でわかること
  • PayPayとSquareの手数料の違いと損益分岐点
  • 機能・入金サイクル・端末の主な違いと比較ポイント
  • 業種別にPayPay・Squareどちらが向いているかの判断基準

PayPayとSquareの違いを整理したうえで導入を検討したい方は、まず公式の申し込みページで最新情報を確認するのがおすすめです。以下のバナーから詳細を確認できます。

PayPayとSquareの基本的な違いを理解する

PayPayとSquareを比較するには、まず「サービスの種類」が根本的に異なる点を押さえる必要があります。この違いを理解せずに導入してしまうと、後から「思っていた機能がない」「手数料が想定より高かった」という状況に陥ります。以下の3点から順番に整理します。

  • PayPayとSquareのサービス区分の違い
  • PayPay単独で使う場合の仕組み
  • SquareでPayPayを使う場合の仕組み

PayPayとSquareはそもそも何が違うサービスか

PayPayはQRコード決済に特化した国内最大の決済サービスです。登録ユーザー数は6,500万人超とされており、飲食店・小売店・サービス業を中心に多くの店舗が導入しています。店舗側は専用QRコードを設置するだけで始められ、初期費用・月額料金はともに無料(マイストアライトプランを除く)です。
一方のSquareは、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済をひとつの端末でまとめて処理できるPOS型の決済サービスです。レジ機能・在庫管理・スタッフ管理も備えており、「決済+店舗管理」を一体化できるのが最大の特徴といえます。

つまり、PayPayは「QRコード決済に特化したサービス」、Squareは「多機能な決済・POSシステム」と整理できます。この違いを基準にすると、自店に向いているのはどちらかを判断しやすくなります。初めてキャッシュレス決済を検討する方は、この前提をしっかり押さえておいてください。

PayPayを単独で使う場合の仕組み

PayPayを直接導入する場合、店舗はPayPayの加盟店審査を申し込み、審査通過後に専用QRコードを設置することで利用開始できます。物理的な端末は必要なく、スマートフォンやタブレットで売上確認・返金・クーポン管理などを行えます。
手数料はQRコード決済のみの場合1.98%(税抜)で、クレジットカード決済には対応していません。PayPayの集客機能(クーポン・スタンプカード)も活用できるため、リピーター獲得も一元管理できます。

ここで押さえておきたいのは、PayPay直接導入はQRコード決済しか受け付けられないため、「カードで払いたい」という顧客には対応できない点です。客層の中にカード払い希望者が多い業種(高客単価のサロン・クリニックなど)では、別途カード端末の導入が必要になります。まず自店の客層を確認してから導入を判断してください。

SquareでPayPayを使う場合の仕組み

Squareは2022年8月にPayPay決済への対応を開始しました。Square経由でPayPayを利用するには、Squareの加盟店申し込みに加え、PayPayへの加盟店申し込みも別途必要です。審査は独立して行われるため、両方の審査通過を見越して早めに手続きを進めることをおすすめします。
Squareの大きなメリットは、1台の端末でクレジットカード・電子マネー・PayPay(QRコード)の3種類の決済をまとめて処理できる点です。レジ打ちと決済を一体化できるため、業務効率が上がります。

注意したいのは、Squareを通じてPayPayを使う場合、決済手数料がPayPay直接契約より高くなる点です。具体的な数値は次のセクションで解説しますが、この手数料差が長期的なコスト差に直結するため、導入前に必ず試算しておきましょう。

PayPayとSquareの手数料を徹底比較する

手数料の違いは、長期的な収益に直接影響します。月間決済額が100万円であれば、手数料率が1%異なるだけで年間12万円のコスト差が生まれます。以下の3点を中心に、実際の数値で比較します。

  • PayPay直接契約の手数料と条件
  • Square経由のPayPay手数料との差
  • クレジットカード・電子マネーの手数料比較
サービス 決済手段 手数料率
PayPay(直接契約・通常) QRコード決済 1.98%(税抜)
PayPay(マイストアライトプランあり) QRコード決済 1.60%(税抜)
Square経由のPayPay QRコード決済 3.25%
Square Visa・Mastercard(条件付き) 2.50%
Square その他カード・電子マネー・QR 3.25%

PayPay直接契約の手数料は1.98%から始まる

PayPayと直接契約(加盟店申し込み)した場合、QRコード決済の手数料は1.98%(税抜)です。月額料金は無料で、審査通過後すぐに利用を開始できます。さらに「マイストアライトプラン」(月額1,980円〜)を契約すると手数料が1.60%に引き下げられます。
ライトプランが得になる損益分岐点を計算すると、月間PayPay決済額が約52万円を超えると1.60%の方が安くなります。(月額1,980円 ÷ 手数料差0.38% ≒ 52万円)決済額が少ない段階ではライトプランは不要で、成長とともに乗り換えるのが合理的です。

よくあるミスは、最初から1.60%を前提に損益計算してしまうことです。ライトプランには月額費用が発生するため、現在の月間決済額を確認してからプランを選択するのが正しい順番です。まずは通常の1.98%で始め、決済額が増えてきた段階でライトプランへの移行を検討してみてください。

Square経由でPayPayを使うと手数料は3.25%になる

Square経由でPayPay決済を受け付ける場合の手数料は3.25%です。PayPay直接契約の1.98%と比べると約1.3ポイント高くなります。月間PayPay決済額が100万円の場合、直接契約なら手数料19,800円に対し、Square経由では32,500円となり年間で約15万円の差が生じます。
この手数料差が生まれる理由は、Squareというシステムを通じて処理するため、SquareのシステムコストがPayPay手数料に上乗せされるためです。Squareにとってもビジネスとして成り立つ仕組みです。

押さえておきたいのは、「Squareを使いながらPayPay決済だけはPayPay直接契約にする」という運用も可能な点です。Squareでカード・電子マネーを受け付け、PayPay用にはPayPayと別途契約してQRコードを設置するやり方です。管理が複雑になるデメリットはありますが、コストを下げたい場合の選択肢として覚えておいてください。

クレジットカード・電子マネー手数料もあわせて比較する

クレジットカード手数料では、SquareはVisa・Mastercardについて条件を満たすと2.50%、それ以外は3.25%です(2024年9月改定)。PayPayはクレジットカード決済に対応していないため、この部分はSquare単独の比較になります。
交通系電子マネー(Suica・PASMOなど)はSquareで3.25%、iD・QUICPayも3.25%で受け付けられます。PayPayはこれらの電子マネーには対応しておらず、あくまでQRコード決済専用です。

まとめると、QRコード決済のコストだけ比較するとPayPay直接契約が圧倒的に安く、多様な決済をまとめて管理するコストと利便性を総合評価するとSquareが有利になります。自店の客層と支払い方法の傾向を確認し、どちらがトータルコストで得かをシミュレーションしてから判断することをおすすめします。

手数料を詳しく比較したうえで、実際の申し込みを検討している方は以下から最新情報をご確認ください。

PayPayとSquareの機能・サービスを比較する

手数料だけでなく、日常の運用に影響する機能の違いも重要な判断基準です。端末の種類・入金のタイミング・集客機能の3点を比較します。

  • 決済端末・導入方法の違い
  • 入金サイクルと振込の仕組み
  • 集客・販促・管理機能の比較

決済端末・導入方法の違い

PayPayを直接導入する場合、専用の端末機器は不要です。審査通過後、専用アプリ(PayPay for Business)からQRコードを印刷して設置するだけで利用を開始できます。初期費用は0円で、スマートフォンがあれば追加機器なしで完結します。
Squareは物理的な決済端末が必要です。基本的な「Squareリーダー」は4,980円(税込)から、タッチ決済対応の「Squareターミナル」は47,980円(税込)などのプランがあります。端末購入費は発生しますが、月額利用料は無料です。

導入のしやすさではPayPayが圧倒的に優れています。一方でSquareは、端末があることでスタッフが慣れた操作感でカード・電子マネー・QRをまとめて扱えるため、複数スタッフが対応する中規模以上の店舗には向いています。自店の運用スタイルに合わせて選んでください。

入金サイクルと振込の仕組みを比較する

PayPayの入金サイクルは、標準では月2回(1日〜15日分が当月末払い、16日〜末日分が翌月15日払いなど)とされています。PayPay銀行への振込は無料で、その他の金融機関では手数料が発生する場合があります。早期振込サービスを利用すると最短翌営業日入金も可能ですが、別途手数料がかかります。
Squareは翌営業日入金(Squareの提携銀行の場合)または毎週金曜入金を選べます。振込手数料は無料です。毎週入金の方がキャッシュフローの見通しが立てやすいため、資金繰りを重視する店舗にはSquareの入金サイクルが便利です。

注意したいのは、どちらのサービスも初回入金まで数週間かかる場合がある点です。開業直後は入金タイミングが遅れる可能性があるため、手元資金に余裕を持たせておくことをおすすめします。入金スケジュールは申し込み時に公式サイトで最新情報を確認してください。

集客・販促・店舗管理機能を比較する

PayPayには「PayPayマイストア」という集客機能が標準搭載されており、クーポン発行・スタンプカード・お知らせ配信が使えます。ライトプラン(月額1,980円〜)を契約するとより高度な集客施策が打てます。PayPayのユーザーに直接アプローチできるため、既存顧客のリピート率向上に効果的です。
Squareは集客機能よりも店舗管理に強みを持ちます。在庫管理・スタッフ管理・売上レポートが一元化されており、複数店舗の経営にも対応しています。また、SquareのオンラインストアとECを連携して、実店舗と在庫を統合管理することも可能です。

ここで押さえておきたいのは、集客ツールを重視するならPayPay、バックオフィス業務の効率化を重視するならSquareという使い分けが効果的だという点です。どちらも無料で使える機能がある程度揃っているため、まず操作感を試してから判断するのが現実的です。

店舗タイプ別:PayPayかSquareかの選び方

手数料と機能の違いを踏まえ、具体的な店舗タイプ別にどちらが向いているかを整理します。「自分の店舗はどれに近いか」を確認しながら読んでください。

  • PayPay単独が向いている店舗の特徴
  • Squareが向いている店舗の特徴
  • PayPayとSquareを両方使う場合の考え方

PayPay単独の導入が向いている店舗

PayPay単独の導入が向いているのは、次のような店舗です。まず、客単価が低め(〜3,000円程度)の飲食店・テイクアウト店・キッチンカー・露店です。カードを使う顧客が少なく、PayPayだけで十分にキャッシュレス対応できるため、手数料1.98%の安さが直接利益につながります。
また、既存顧客にPayPayユーザーが多い業種(街の理容室・駄菓子屋・学食など)では、PayPay対応だけで十分な集客効果が期待できます。集客ツール(スタンプカード・クーポン)を積極的に活用したい場合も、PayPayのエコシステムが充実しているため相性が良いです。

具体的なアクションとして、既存客の支払い方法でカード利用が少ない業種はPayPay単独から試してみてください。導入コストが最も低く、運用もシンプルに始められます。後からSquareを追加することも可能なので、まず低リスクで始めるという方針は合理的です。

Squareが向いている店舗の特徴

Squareが向いているのは、クレジットカード決済のニーズが高い店舗や、高客単価の業種です。美容室・エステ・医療クリニックなど、顧客の支払額が高い業種では、カード払いを希望する顧客が多くなりがちです。SquareであればVisa・Mastercardを2.50%で受け付けられるため、カード手数料も比較的抑えられます。
また、在庫管理・スタッフシフト・売上レポートが必要な中規模以上の店舗にもSquareは向いています。飲食店でSquareのPOSレジを導入すれば、テーブル管理・会計・在庫補充を一括管理でき、業務効率が大幅に上がるケースがあります。

ただし、Squareを使ってPayPay決済を行う場合の手数料は3.25%と高めです。高客単価の業種であれば1回の決済額も大きくなるため、手数料の絶対額も大きくなります。支払い方法ごとの手数料を事前にシミュレーションし、全体のコストを把握してから導入を決めてください。

PayPayとSquareを両方使う場合の考え方

PayPayとSquareを両方導入する方法もあります。具体的には、Squareでクレジットカード・電子マネーを受け付け、PayPayはPayPayと直接契約して手数料1.98%で運用するという組み合わせです。Squareの3.25%でPayPayを処理するコストを下げながら、多様な決済に対応できます。
一方で、管理する端末・アプリ・入金口座が増えるため、運用が複雑になります。スタッフへの教育コストや、会計ソフトへの連携作業も二重になることがあります。どちらの決済で何円の売上かを正確に把握するには、管理ツールの整備が不可欠です。

よくあるミスは、「とりあえず両方入れよう」と判断して、後から運用の煩雑さに困るケースです。まずは客層・売上規模に合ったサービスをひとつに絞り、運用に慣れてから追加導入を検討する流れが現実的です。最初から複数導入する場合は、会計処理の仕組みを整えてから進めてください。

導入を検討している方は、まずPayPayの公式ページで最新の手数料・条件を確認することをおすすめします。

PayPay・Square比較でよくある質問

PayPayとSquareを比較する際に、事業者からよく寄せられる疑問をまとめました。

Q. PayPayとSquareは同時に申し込めますか?

はい、同時に申し込めます。審査は独立して行われるため、両方の申し込みを並行して進めることが可能です。ただし、どちらも審査に数日〜数週間かかる場合があります。

Q. Square経由でPayPayを使う場合、PayPayへの別途申し込みは必要ですか?

はい、必要です。SquareとPayPayは別々のサービスのため、Squareへの加盟店申し込みに加え、PayPayへの加盟店申し込みも別途行う必要があります。

Q. PayPayとSquareを比較したとき、手数料が安いのはどちらですか?

QRコード決済の手数料はPayPay直接契約が1.98%と低く、Square経由は3.25%です。クレジットカード決済はPayPayでは使えないため、カードを含めた総合比較ではSquareになります。

Q. 小規模な個人店舗にはどちらがおすすめですか?

客単価が低く、QRコード決済中心の業種であればPayPay単独がおすすめです。初期費用・月額費用ともに無料で始められ、運用もシンプルです。カード決済のニーズが高い場合はSquareを検討してください。

Q. Squareの端末でPayPayを受け付けるにはどの端末が必要ですか?

Squareリーダーでは直接のQR表示はできない場合があります。Square POSアプリが対応しているスマートフォンやタブレットと連携して利用します。最新の対応状況はSquare公式サイトで確認してください。

Q. PayPayを解約してSquareに乗り換えることはできますか?

はい、可能です。PayPayの加盟店解約手続きを行い、Squareを新たに申し込む流れになります。解約手続きはPayPay for Businessから行えます。違約金は原則かかりません。

まとめ:PayPay・Square比較と選び方の結論

PayPayとSquareの比較をまとめると、以下の通りです。

  • QRコード決済のみ・低コスト重視ならPayPay直接契約(手数料1.98%)
  • クレジットカード・電子マネーも含めて一元管理したいならSquare
  • Square経由のPayPayは手数料3.25%と高いため、PayPay使用頻度が高い場合は別途直接契約を検討する
  • 入金の早さ・集客機能・店舗管理のニーズによって最適なサービスは変わる

どちらを選ぶかに迷う場合は、まず「自店の客層がカード払いとQR払いのどちらが多いか」を確認することが出発点です。客層と月間決済額を整理したうえで、試算してみてください。
まずはPayPayの公式ページで最新の加盟店条件を確認し、申し込みを検討してみてください。

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