(最終更新:2026年10月)
あなたの店にPayPayを導入しようとしたとき、「ストアスキャン」と「ユーザースキャン」のどちらを選べばよいか迷っていませんか?
この2方式は名称だけ見ると混乱しやすく、実は「誰がQRコードをスキャンするか」がまったく逆の仕組みになっています。
選択を誤ると、会計時に行列ができたり、金額入力ミスによるトラブルが起きたりするリスクがあります。
実際に導入した飲食店オーナーからは「最初はユーザースキャンにしたが、ランチ時間に行列が増えてストアスキャンへ切り替えた」という声も聞かれます。
この記事では、ストアスキャンとユーザースキャンの仕組みの違いから業種別の選び方・切り替え手順まで、PayPay加盟店向けに詳しく解説します。
| この記事でわかること |
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この記事の結論
小規模なお店は、初期費用0円のユーザースキャンから始めるのが最短ルートです。
レジの回転が早い中規模以上のお店は、ストアスキャンとPOS連携の組み合わせが効率的です。
初期導入費0円のPayPayなら、導入コストを気にせずキャッシュレス対応を始められます。詳しい条件は下記の公式ページで確認できます。
ストアスキャンとユーザースキャンの仕組みの違い
この章では、2方式の基本的な違いを3つのポイントで解説します。
- ストアスキャンの決済フロー
- ユーザースキャンの決済フロー
- 2方式の主な違いを一覧表で整理
PayPayには「誰がQRコードをスキャンするか」で2種類の方式があります。
名前から誤解しやすいため、まず決済の流れを先に整理しておきましょう。
ストアスキャンとは:お客様のQRを店舗側がスキャンする方式
ストアスキャン(Store Scan)とは、お客様がPayPayアプリに表示したQRコードやバーコードを、店舗のスキャナーやPayPay for Businessアプリのカメラで読み取る方式です。
スーパーのレジで商品バーコードをスキャンする動作に近く、「店舗スタッフが主導して決済を完結させる」イメージです。
決済の流れは以下の通りです。
- ①お客様がPayPayアプリを開き、「支払う」画面のQRコード・バーコードを表示する
- ②店舗スタッフがスキャナーまたはPayPay for Businessアプリのカメラで読み取る
- ③レジまたはアプリ上で金額を入力・確認する
- ④決済完了の通知をお客様・店舗双方が受け取る
注意したいのは、バーコードスキャナーなどの機器が別途必要になる場合があり、ユーザースキャンと比べて初期投資がかかる点です。
一方で金額は店舗スタッフが入力するため、「お客様が誤った金額を入力してしまう」リスクがありません。よくある現場ミスとして、スキャン後に金額確定ボタンを押し忘れるケースがあるので、スタッフへの事前研修をしっかり行いましょう。
まずはPayPay for Businessアプリのカメラ機能がスキャナー代わりになるか確認してみるのが第一歩です。
ユーザースキャンとは:店舗のQRをお客様がスキャンする方式
ユーザースキャン(User Scan)とは、店舗が用意したQRコードをお客様自身のPayPayアプリで読み取り、お客様が金額を確認・決済する方式です。
店舗は印刷したQRコードをレジ前に置くだけでよく、専用スキャナー機器は一切不要です。
決済の流れは以下の通りです。
- ①店舗が用意したQRコードをお客様がPayPayアプリで読み取る
- ②静的QR(固定QR)の場合はお客様が金額を手入力し、動的QR(都度発行)の場合は金額が自動表示される
- ③お客様が金額を確認して「支払う」ボタンをタップ
- ④決済完了の通知が双方に届く
QRコードはPayPayの公式サイトから無料でダウンロード・印刷でき、初期費用をほぼゼロに抑えられます。
ただし静的QRコードではお客様が金額を手入力するため、入力ミスのリスクがあります。これを防ぐには、PayPay for Businessアプリで都度QRコードを発行する「動的QR」を使うのが有効です。よくある失敗として、1年以上貼りっぱなしのQRコードが期限切れになっているケースがあるため、定期的な動作確認も忘れずに行いましょう。
2方式の主な違いを一覧表で整理
ここで押さえておきたいのは、2方式の違いを項目別に比較することで、自店舗への適性が判断しやすくなる点です。
| 項目 | ストアスキャン | ユーザースキャン |
|---|---|---|
| QRを表示する側 | お客様(PayPayアプリ) | 店舗(印刷またはアプリ) |
| スキャンする側 | 店舗(スキャナー・アプリカメラ) | お客様(PayPayアプリ) |
| 金額入力者 | 店舗スタッフ | お客様(静的QR)または自動(動的QR) |
| 必要機器 | バーコードスキャナーまたはPayPay for Businessアプリ | QRコード(印刷・無料)またはスマートフォン |
| 初期費用 | 機器代がかかる場合あり | 基本無料 |
| 決済速度 | 速い | 静的QRはやや遅い、動的QRは速い |
| 金額ミスリスク | 低い(スタッフが入力) | 静的QRは高め、動的QRは低い |
| 向いている業種 | スーパー・高回転小売・飲食チェーン | 個人事業主・屋台・低回転サービス業 |
このように、ストアスキャンは「速さと正確さ」が強みで、ユーザースキャンは「導入コストの低さ」が強みです。
次章からは各方式のメリット・注意点を詳しく見ていきます。
ユーザースキャンのメリットと向いている店舗の特徴
この章では、ユーザースキャンを選ぶメリットと適した業種・活用方法を3つのポイントで解説します。
- 初期費用ほぼゼロで始められる手軽さ
- 動的QRで金額ミスを防ぐ方法
- ユーザースキャンが特に向いている業種
QRコード1枚から始められるユーザースキャンは、まずキャッシュレス決済を試してみたい店舗にとって最短ルートです。
実際に個人カフェのオーナーが「印刷したQRコードを貼っただけで翌日から使い始められた」と話す例もあります。
初期費用ほぼゼロで始められる導入の手軽さ
ユーザースキャンの最大の強みは、専用端末なしで即日導入が可能な点です。
PayPayの公式サイトでQRコード用の台紙(スターターセット)を無料で申請でき、届いたら店頭に置くだけで準備完了です。スキャナーやPOSレジのような高額機器は一切不要です。
PayPay加盟店の登録自体は無料で、決済が発生した分だけ手数料がかかる仕組みのため、売上がゼロの月でも余計なランニングコストが生じません(2026年10月時点の情報です。最新の手数料率はPayPay公式サイトをご確認ください)。
注意したいのは、QRコードスタンドやPOPを自作・購入する場合に別途コストがかかる点です。数百円程度で揃えられるケースが多いですが、デザイン印刷代をあらかじめ予算に組んでおくと安心でしょう。よくある失敗は、QRコードが小さすぎて読み取りづらいという問題です。A4用紙1枚以上のサイズで、照明が当たる明るい場所に貼ることを意識してください。
動的QRコードで金額入力ミスを防ぐ活用方法
ユーザースキャンの弱点である「金額入力ミスリスク」は、PayPay for Businessアプリを使った動的QRコードで解決できます。
動的QRコードは、会計のたびにアプリ上で金額を設定してQRを発行する方式です。お客様は表示された金額を確認してタップするだけなので、入力ミスが起きません。
操作手順は「PayPay for Businessアプリを開く→金額を入力→QRコードを生成→お客様にスキャンしてもらう→決済完了音を確認」という5ステップです。
スタッフ1人でも対応しやすく、スマートフォン1台から導入できます。実際にキッチンカーや移動販売で動的QRを活用している事業者は多く、屋外営業でも問題なく使えています。注意点として、1つの決済に使えるQRコードは1回限りです。複数の支払いを1枚のQRにまとめることはできないため、金額を確定する前にお客様と内訳を確認する習慣をつけましょう。
ユーザースキャンが特に向いている業種・業態
ユーザースキャンが向いているのは、次のような店舗・業態です。
- 個人経営のカフェ・飲食店:スタッフが少なく機器投資を抑えたい
- 屋台・キッチンカー・マルシェ出店:機動性が高く、スキャナー設置が困難
- ヨガ・ネイル・マッサージ等のサービス業:1回の決済金額が比較的高く、時間の余裕がある
- 塾・音楽教室等:月謝を動的QRで正確に請求できる
- 農産物直売所・道の駅:週末だけ営業する形態でも手軽に運用可能
これらの業種に共通するのは「1回の会計に多少の時間をかけてもお客様が許容できる」もしくは「導入コストを最小化したい」という点です。
注意したいのは、昼のランチタイムなど短時間に多くのお客様が集中する飲食店では、お客様がアプリを開いてスキャンする時間が行列の要因になりやすい点です。繁忙期にはストアスキャンへの切り替えも視野に入れておくと安心です。
どちらの方式を選ぶ場合でも、まずはPayPay加盟店への申し込みが出発点になります。
初期導入費0円で始められるので、下記の公式ページで申し込み条件を確認してみてください。
ストアスキャンのメリットと向いている店舗の特徴
この章では、ストアスキャンを選ぶメリットと適した業種を3つのポイントで解説します。
- 店舗主導で決済を完結できる安心感
- 高回転レジで威力を発揮する決済速度
- 導入に必要な機器と設定の手順
レジ業務が中心で「決済を速く正確にこなしたい」業態には、ストアスキャンが力を発揮します。
コンビニや大手スーパーがストアスキャンを採用しているのも、1日に何百件もの会計を処理する必要があるためです。
店舗主導で決済を完結できる安心感
ストアスキャンは、店舗スタッフがPOSレジや専用端末で金額を確定し、お客様のQRをスキャンするだけで決済が完結する仕組みです。
お客様はアプリを開いてQRを表示する操作だけでよく、金額入力は一切不要です。
「お客様がPayPayアプリの操作に不慣れで時間がかかる」「金額を間違えて入力された」といった現場トラブルが起きにくく、スタッフが安心して会計を進められます。
また、POSレジと連携している場合は商品バーコードをスキャンした段階で自動的に金額が確定するため、別途金額を入力する手間がかかりません。注意すべき点として、POSレジとPayPayの連携設定は事前にテストしておかないと、本番中に連携エラーが発生するリスクがあります。導入後は必ず決済テストを実施し、スタッフへの操作研修も行っておきましょう。
高回転レジで威力を発揮する決済速度
ストアスキャンは「お客様がアプリでQRを表示→スタッフがスキャン→完了」という流れが確立されており、慣れれば数秒で1件の会計が終わります。
ユーザースキャンと比べても、お客様側のスキャン操作待ちが不要な分、スムーズに会計が流れます。
飲食チェーンやドラッグストアなど1日100件以上の決済が発生する業態では、会計1件あたり数秒の差が積み重なり大きな業務効率の違いになります。
ここで押さえておきたいのは、スキャン専用のバーコードリーダーを導入することで、スタッフのスマートフォン操作が不要になりさらにスピードが上がる点です。既存のPOSレジにUSB接続できるタイプのリーダーが多く、数千円〜数万円で入手できます。まずは自店のPOSレジメーカーに対応機器を問い合わせてみましょう。
ストアスキャン導入に必要な機器と設定方法
ストアスキャンを導入するには、大きく分けて2つの方法があります。
- PayPay for Businessアプリを使う方法:スマートフォンやタブレットのカメラでお客様のQRをスキャンします。追加費用なしで始められます
- 外付けバーコードスキャナーをPOSレジに接続する方法:機器の購入費用が必要ですが、決済速度が格段に上がります
PayPay for Businessアプリによる操作手順は「アプリを開く→ストアスキャンを選択→カメラでお客様のQRを読み取る→金額を入力→完了」の流れです。
外付けスキャナーを使う場合はPOSシステムとの連携設定が必要になるため、PayPayの公式サポートまたはPOSシステムの販売会社に事前に確認しておくのが確実です。よくあるミスとして、スキャナーのコードタイプ設定が合わずPayPayのQRを読めないケースがあります。導入前に機器の仕様を必ず確認しておきましょう。
業種・規模別のPayPayスキャン方式の選び方ガイド
この章では、自分の店舗にどちらの方式が向いているかを判断するための基準を解説します。
- 個人事業主・小規模店舗の選び方
- 中規模・高回転業態の選び方
- 両方式を使い分ける方法と切り替え手順
「どちらが絶対に良い」という答えはなく、自店舗の状況によって最適な方式が変わります。
以下の判断軸を参考に、自分の店舗の条件に当てはめてみてください。
個人事業主・小規模店舗の選び方
スタッフが少なく初期費用を抑えたい個人事業主や小規模店舗には、まずユーザースキャン(動的QR)から始めることをおすすめします。
追加機器が不要で、PayPay for Businessアプリさえあれば今日からでも導入できます。
特に次のような条件に当てはまる場合はユーザースキャンが最適です。
- 1日の決済件数が50件以下
- 1会計あたりの平均単価が比較的高い(3,000円以上が目安)
- 既存のPOSレジがない、または連携に費用がかかる
- 屋外・移動販売など固定レジがない
注意したいのは、静的QRコードだけで運用していると金額入力ミスが発生しやすい点です。
必ず動的QRと組み合わせるか、金額固定のQRコードを使う場合は商品ごとにQRを作成する工夫をしましょう。事業が軌道に乗ってきたら、ストアスキャンへの移行も改めて検討する価値があります。
PayPay加盟店への申し込みは以下から手続きできます。迷ったらまずユーザースキャンで始めてみてください。
中規模・高回転業態での選び方
1日に100件以上の会計がある中規模スーパーや飲食チェーン、薬局、ドラッグストアなどでは、ストアスキャンとPOSレジの連携による高速決済が業務効率化の鍵になります。
既存のPOSレジにバーコードスキャナーを追加するだけで導入できるケースも多く、コストパフォーマンスが高い選択肢です。
以下の条件に当てはまる場合はストアスキャンを優先的に検討してください。
- 1日の決済件数が100件以上
- 複数のレジを設置している
- 既にPOSレジシステムを使用しており、連携が可能
- レジ担当スタッフが複数いる
注意点として、POSシステムとPayPayの連携には設定作業が必要で、場合によってはシステム改修費用が発生することもあります。
POSシステムベンダーへの確認と、PayPay公式の導入サポート窓口への相談を並行して行うことで、費用と工数の見当がつきます。導入後は定期的に決済完了通知の設定を確認し、見落としのない運用体制を整えておきましょう。
両方式を状況に応じて使い分ける方法と切り替え手順
同一の店舗でストアスキャンとユーザースキャンを使い分けることも可能です。
「通常時はユーザースキャン(動的QR)で対応し、繁忙期だけスキャナーを追加してストアスキャンに切り替える」という運用を取り入れている店舗もあります。
PayPay for Businessアプリ上では、アプリのトップ画面からスキャン方式を切り替えられます。
ただし、外付けスキャナーを使ったストアスキャンではPOSレジとの連携設定変更が必要になるため、繁忙期直前に慌てて変更するのは避けてください。現場での定番として、繁忙期の少なくとも2週間前から設定変更とテストを完了させる体制が推奨されます。注意点として、方式を切り替えた直後はスタッフへの周知と操作確認を必ず行いましょう。レジ前でスタッフが迷うと、かえって会計に時間がかかってしまいます。
ストアスキャン・ユーザースキャンに関するよくある疑問
Q. ストアスキャンとユーザースキャン、手数料に違いはありますか?
PayPayの決済手数料は、ストアスキャンとユーザースキャンで同じ料率が適用されます。手数料率は契約プランによって異なるため、最新情報はPayPay公式サイトをご確認ください。
Q. ユーザースキャンに必要なQRコードはどこで入手できますか?
PayPay加盟店に登録すると、公式サイトからQRコードをダウンロード・印刷できます。追加費用はかかりません。専用スタンドも申請すれば無料で送付される場合があります。
Q. PayPay for Businessアプリだけでストアスキャンはできますか?
はい、できます。アプリのカメラ機能でお客様のQRコードを読み取ることでストアスキャンが可能です。外付けスキャナーがなくても運用できます。
Q. 静的QRコードと動的QRコードの違いは何ですか?
静的QRは1枚のQRを使い回す方式でお客様が金額を入力します。動的QRは会計のたびにアプリで発行し、金額を自動設定できます。金額ミスを防ぐには動的QRの活用が推奨されます。
Q. ストアスキャンとユーザースキャンを1つの店舗で両方使えますか?
はい、使えます。PayPay for Businessアプリからどちらの方式でも対応できます。繁忙期と閑散期で使い分けている店舗も実際にあります。
Q. ストアスキャンのスキャナーはどこで購入できますか?
家電量販店・EC通販・POSシステムベンダーから購入できます。「QRコードリーダー USB接続」と検索すると数千円〜のモデルが見つかります。
Q. QRコードの有効期限はありますか?
静的QRコードは基本的に期限がありませんが、店舗情報の変更時に再発行が必要な場合があります。古いQRが使えなくなるトラブルを防ぐため、半年に1度は動作確認をおすすめします。
まとめ:自店舗に合ったPayPayスキャン方式を選ぼう
この記事では、PayPayの「ストアスキャンとユーザースキャンの違い」を加盟店向けに解説しました。要点は以下の通りです。
- ストアスキャンは店舗がお客様のQRを読み取る方式で、決済が速く金額ミスが少ない
- ユーザースキャンはお客様が店舗のQRを読み取る方式で、初期費用ゼロで始められる
- 個人事業主・小規模店舗はユーザースキャン(動的QR)から始めるのが最短ルート
- 高回転レジがある中規模以上の業態はストアスキャン+POS連携が効率的
- 両方式を使い分けることも可能で、繁忙期に合わせて切り替える運用もできる
まずはユーザースキャンで手軽にキャッシュレス決済をスタートし、売上が安定してきたらストアスキャンへの移行を検討するのが現実的なステップです。
どちらの方式でも、PayPay公式のサポート窓口に相談すれば無料でアドバイスが受けられます。一歩踏み出してみてください。
お店の規模に合った方式を選べば、PayPayは無理なく日々の会計に組み込めます。
PayPay加盟店の申し込みは、こちらから進められます。




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